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【ホーストカップ】福田海斗がKING剛に勝利

イーファイト記事より抜粋

▼セミファイナル 第5試合53.5kg契約EXルール3分3R(延長1R)
●KING剛(ロイヤルキングス) 
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
〇福田海斗(キング・ムエ)

膝蹴りを放つ福田(左)とパンチを放つKING剛

 福田はムエタイの本場・タイのリングで活躍を続ける一流ファイター。19年10月に名古屋で行われた『ムエタイスーパーファイト』では、ルンピニー現役王者(当時)で軽量級最強と言われるルンナライ・ギャットムー9を3R KOで下す大金星を挙げている。直近では昨年10月に『NO KICK NO LIFE』に参戦し、馬渡亮太からダウンを奪う快勝を見せた。

 対する剛はMA日本キックのバンタム級王者で、これまでホーストカップのリングに4度登場。19年5月は大﨑一貴を相手に、延長ラウンドまでもつれ込む激戦の上、判定負け。その後同10月には國本真義に勝利、昨年3月にはACCEL王者・田淵神太も撃破し勢いをつけた。10月に王者・滉大のタイトルに挑んだが判定で届かず。今回は再起戦となる。

KING剛のパンチが福田にヒット

 サウスポーのKING剛に対し、プレッシャーをかけながら前蹴り、ミドルを放つ福田。KING剛はフットワークで左右に動き、飛び込んでの左ストレート、左ボディーを狙う。福田はガードしながら攻撃の距離を冷静に図る。

 2Rに入り、KING剛のパンチのコンビネーションに福田がヒジを合わせて出血させる。歴戦のKING剛は出血に動ぜず、福田のプレッシャーをかわしながら反撃を伺う。たびたびKING剛の左ストレートが顔をのけぞらせるが、福田は冷静に立て直し、またプレッシャーを強め強いミドル、前蹴りで抑えにかかりヒジの追撃を狙う。

福田海斗が判定勝利

 3Rに入り、やや疲れの見えたKING剛に福田がクリンチからヒジ、ヒザを叩き込むが、キャリアと身体能力の高いKING剛は耐えきり、中間距離の場面になると起死回生の左ストレート、バックハンドを振るう。しかし福田は首相撲に捕まえるとなおもKING剛のスタミナを奪う。耐えきったところでタイムアップ、福田がヒジヒザ有の国内においても頂上の実力を見せ勝利した。
 HOOST CUPルールでのタイトル奪還に燃えるKING剛の復帰にも期待。

▼「KING剛VS福田海斗」試合映像