10月6日(日)「Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6」で現ルンピニースタジアムスーパーフライ 級王者ルンナライ・ギャットムー9を3RKOで下し大金星を挙げた福田海斗(キング・ムエ)が、11月の最新ランキングでラジャダムナンスタジアムバンタム級3位にランクインした。
そして12月2日(月) のラジャダムナンスタジアム興行「スックワンギントーン」で大ベテランの元WBCムエタイ世界バンタム 級王者、ノンユット・シッジェーカンとセミファイナルで対戦することが決定した。
10月6日の試合で福田がルンナライに勝利したことは、当たり前であるがタイ関係者には衝撃を持って 受け止められた。当日の facebookLIVE 中継では「ルアシュア!」(信じられない!)と実況が叫んでいたの が記憶に新しい。タイでの評価も一段と高まり、メジャートップ選手との対戦が期待されていた。
その福田の前に立ちはだかるノンユットはタイ東北部ブリラム出身の25歳。新旧の入れ替わりが激しい 軽量級で長くトップ戦線で活躍するベテラン選手で、過去ルンナライとは3戦して1勝1敗1分け、ディー ゼルレックやデッチャイヤーといった現役ランカーはもちろん、数年前はパランポンやワンチャイといっ た強豪と渡り合っており、最新の試合では現役ランカーのペットチャオワリットに判定負けしランク外と なっているが、今年8月にはラジャバンタム級王者のサオトー・シットシェフブーントゥムと対戦(判定負 け)するなど、トップ選手としてムエタイ関係者の信頼の厚い選手だ。サウスポースタイルで左ミドルとヒ ジを得意とし、KOでの勝利も多い。
そのため当初この対戦が決まると、あるタイ人関係者は「ノンユット はやめた方がいい、危ない!」と福田陣営に忠告してきたという。 なお、この試合はノンユット118ポンド、福田119ポンドのハンディ戦となる。
危険なベテランサウスポーに挑む福田、この試合をクリアすれば次戦はメインイベントでの出場が決定だ という。さらなるビックネームとなるため、福田の過酷な戦いは続く。
12月2日(月)ラジャダムナンスタジアム「スックワンギントーン」
第6試合セミファイナル 118-119 ポンド
ノンユット・シッジェーカン(元WBCムエタイ世界バンタム級王者)
VS
カイト・ウォーワンチャイ
(福田海斗/ラジャダムナンスタジアムバンタム級3位/True4U バンタム級王者)
